協進の革

2025.11.28 UP

【リネアペッレレポート:番外編】こんなミラノは、、、はじめて。

今年も9月23日から25日にかけて、イタリア・ミラノで開催された世界最大級の皮革見本市『リネアペッレ』に行ったことは先月のジャーナルでお伝えしました。
リネアペッレの訪問は、協進エルにとっては年に2回の恒例行事のようなもの。普段であれば、特に真新しいことはないのですが、今回だけは違いました。ということで今月のジャーナルでは「リネアペッレレポートの“番外編”」として、“異常事態”だったミラノの様子をお伝えします。

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降り立ったそこは、いつもとは別世界。

協進エルのスタッフがミラノに到着したのは9月22日。マルペンサ空港には、予定通り14:15に着きました。そしてイタリアの地に降り立った瞬間に、“異変”はスタートします。その日イタリア北部を襲った激しい嵐の影響で、セベソ川が氾濫。ミラノ市内の複数地域が冠水し、鉄道や地下鉄が運休するなど、交通が大きく混乱していました。

鉄道が動いていないとなると、バスで移動するしかありません。しかしミラノ中央駅まで10分くらいの場所で、雨水は車のタイヤが完全に埋まってしまう量となり、まるで遊園地の乗り物に乗っているようなノロノロ運転でしか進みません。

幸いミラノ中央駅は冠水しておらず、ひとまずは安心。そこからは歩いてホテルに向かい、我々はほぼ予定通りの時間に到着することができました。しかしまだまだ混乱は終わりません。別のスタッフから「午前中にミラノに到着したのに、まだホテルについていない」と連絡が来ます。

話を聞いてみると、鉄道は動いたものの途中で空港にUターン。仕方なく今度は違うルートで地下鉄に乗ったものの、それも途中で止まってしまったとのこと。最終的にはウーバーでタクシー移動になるという散々な目に遭い、ホテルに着いたのが18時になったそうです。

日本でもなかなかないレベルの水害に、たまたまミラノで遭遇するという、レアな体験をすることとなりました。

ミラノの美しい景観が、雨水に侵されています。

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もうひとつ大きな異変が。

それだけではありません。我々がミラノに到着した9月22日に、イタリア全土で親パレスチナデモが発生。「ガザでの虐殺を非難する」ために行動を起こす日として、数万人規模の抗議活動が行われ、封鎖やストライキ、デモ行進が行われていました。

特にミラノにはなんと5万人が集結。ミラノ中央駅ではデモ隊の一部が暴徒化し、機動隊と激しく衝突するなど、負傷者や逮捕者が出る事態となります。警察が催涙ガスを使用するなど、街中が混乱をきたしていました。
ホテルでテレビをつけてみると、ミラノ中央駅に装甲車が何台も泊まっていて、あちらこちらで催涙弾が飛び交っている映像が流れてゾッとしました。ミラノにはこれまで数え切れないほど訪れていますが、こんなことは当然はじめてです。

画像は「長周新聞」より。

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おわりに

そんな風に今回のリネアペッレの訪問は、本当に波乱に満ちたスタートでした。とはいえリネアペッレ自体は、問題なく開催されています。会場の様子や、ミラノ市場調査の様子は前回のジャーナルで紹介しておりますので、ぜひそちらもご覧になってください。

ちなみに今回リネアペッレで使用された『ロー・フィエラ展示場』という施設は、再開発をすることで、まもなく開催される『ミラノ・コルティナ2026冬季オリンピック』の会場になります。テレビで観戦される際には「ここでリネアペッレも開催されていたんだな」と少し思い出していただけると幸いです!

なおリネアペッレで得た世界の最新トレンドを協進エルのフィルターを通して感じていただける『東京レザーフェア』が12月に開催されます。ぜひそちらにも足をお運びください。

第110回 東京レザーフェア
会期:2025年12月4日(木)〜 5日(金)
時間:4日 午前9:00〜午後5:00(受付終了16:30)
   5日 午前9:00〜午後4:00(受付終了15:30)
会場:都立産業貿易センター 台東館

詳しくは東京レザーフェア公式サイトから